農林水産省は農林水産省サイト「広がる!米粉の世界」を通じて、国産米粉の利用拡大に向けた施策・事業者情報・支援制度を一元的に公開している。中核となる「米粉需要創出・利用促進対策事業」は令和5・6・7年度と3年連続で実施されており、新規商品開発や設備投資を進める事業者にとって、活用可能な公的支援が継続している状態にある。
背景には、食物アレルギー対応やグルテンフリー志向の高まりという生活者側の需要変化がある。農林水産省はグルテンフリー表示について米国・欧州・6か国・組織の制度調査を行っており、輸出を見据えた表示要件の整理にも取り組んでいる。国内では2024年6月22日に近畿農政局主催で「米粉フェス2024」が大阪で開催され、消費者接点の場づくりも進められている。
産業基盤の整備としては、米粉製造事業者一覧(PDF)が随時更新・公開され、調達側が事業者を比較検討できる環境が整っている。さらに日本米粉協会が設立され、国産米粉の総合情報サイトが運営されることで、官民の情報発信が二重化された構造になっている。公共調達の側面では、平成25年度調査で都道府県・市区町村別の学校給食への米粉パン等利用状況が公表され、食育・地産地消政策の指標として機能している。
読者が押さえるべき論点は、(1)補助事業の対象要件と申請期間、(2)事業者一覧から自社用途に合う調達先を選定すること、(3)既存商品での米粉置換試作による歩留まり・食感の検証、の3点である。制度・原料・検証の3軸を同時に動かせる事業者ほど、需要拡大局面での優位を確保しやすい。

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農林水産省が「広がる!米粉の世界」ポータルで国産米粉の利用拡大を推進している。令和5・6・7年度に「米粉需要創出・利用促進対策事業」が継続実施され、製造事業者一覧も随時更新されている。グルテンフリー需要を背景に、新規参入や商品開発を考える事業者にとって支援活用の好機となっている。